体の記録・特別編「富士チャレンジ参戦」

会社で受診している定期健康診断。
40歳を過ぎてから、じわじわと測定値が悪くなり、
今年(2004)はついに「D判定」の項目が出てしまいました。


それは「D判定」から始まった
「体の記録:第1四半期(2004/07-2004/09)」
「体の記録:第2四半期(2004/10-2004/12)」
「体の記録:第3四半期(2005/01-2005/03)」
「体の記録:第4四半期(2005/04-2005/06)」
「体の記録:そして一年が過ぎました」(2005)
「体の記録:そして二年が過ぎました」(2006)
「体の記録:そして三年が過ぎました」(2007)

体の記録特別編「富士チャレンジ参戦」

富士チャレンジで総仕上げ!

2005/10/18

富士チャレンジ200という自転車の大会(2005/11/03)がある。
富士スピードウェイを自転車で200kmまたは100kmを走るというもの。
http://www.fuji200.jp/top/
なんて物好きな!という世界だが、100kmの部は、フラットバーやMTBでもOKとの話を聞いて、じわじわ牽かれていき、〆切りギリギリでエントリーしてしまった。
軽量・ドロップハンドルのロードレーサーたちに混じって、重いフルサスの旧式クロスバイクで100km22周にチャレンジするのだ。

目標は「完走」。一年ちょっと前に「生活習慣を改善して、まともな状態に戻す」と決めて、その相棒として選んだのがこの自転車。一日10分ぐらいから始めて徐々に運動量を上げてここまで来た、自分自身の生活習慣改善ライドの仕上げとして、そしてその間ずっとつきあってもらったこの旧式クロスバイクには感謝を込めて、ちょっと派手な富士SWの大会という晴れ舞台を完走したい。(その後、新しいロードバイクを手に入れよう!。)
制限時間は7時間、平坦路なら十分な時間だが、富士SWのコースはけっこうアップダウンがきついらしい。さてどうなることやら。
さらに、キッズレースというのもあって一周4.5kmを走る。航太郎はこれにエントリー。
急きょ作ったチームの名前は「湯の沢CC」。会員数2名。
2005/10/29

今日は富士スピードウェイを見学に行く。とにかく後半の2段の急坂というのを一目見ておきたい。
(私は知らなかったのだけれど、バイクでのサーキット走行を趣味としている会社の知り合いから、別にレースがない日でも、入場料を払えば中をうろうろできると聞いたので直前ではあるが見に行くことにしたのだ。さらに体験走行というのがあって、自分の普通の車でコースを走ることもできるらしい。 )

なんと言っても、ウチから富士SWは近い。1時間もかからず到着。今にも降りそうな天気で富士山は拝めず。当日の入場口である西ゲートの場所を確認した後、今日の入り口である東ゲートへ。富士SWのHPでは、今日は何の行事もなく体験走行だけとなっていたが、実際には市販車に手を入れたようなのがバウバウいいながら走っていた。スポーツ走行?っていうのかな。

まず真っ先に心配なコース終盤のコーナーへ向かう。おー、たしかにグーーー、グイ、グイ、と登ってる。あたりが広すぎて感覚が掴みにくいけど、ウチの前の坂よりはそれでもゆるそうだ。ちょっとだけ安心。
駐車場にクルマをおき、コース全体をざっと歩いて見学。うーん、このホームストレートはマジで長いなー、わー、観客席広いなー、ほー、第1コーナーからの下りは気持ちよさそうだなー、等々。
昼飯をレストランで食べていたら雨が強くなってきたので、全部見るのはあきらめ帰路に着く。

最後の登り坂ばかりが気になっていたが、実際にコースを見てみたら、登り以外はとっても気持ち良さそうなコース。早く走ってみたくなった。

2005/11/02

いよいよ明日は富士チャレンジ。前日エントリーができるというので、今日早めに仕事を切り上げて、FSWまで行ってエントリーしてきた。同様に前日エントリーに来ている方々をチラホラ見かける。あたりを走っている人もいる(もち自転車で)。おー、みんなかっこいいロードレーサーだなあ、と感心。大画面映像の機材も到着していた。
ウチに帰って、クルマに自転車をはじめ工具・着替え・補給飲料・食料などなどを積み込む。
明日の朝は早いので早めに寝る。

2005/11/03

いよいよ富士チャレンジ。朝6時半に家を出発。キッズレースが7時50分スタートなので、まずまず間に合うかと思いきや、 国道246号線がやけに混んでいる。万一、山北〜小山間で渋滞にはまると身動きが取れなくなるのでヤバい。安全側に振って足柄峠を越えることにする。富士SWに着いたのはもう7時半過ぎ。あわてて航太郎の自転車を降ろして、メインスタンド前に急ぐ。コースに入るや、即スタート!50人ぐらいの集団で、後ろの方からのスタートだったため、たちまち見失う。

待つことしばし、トップの子は8分ほど!で帰ってきた。なんて速いんだー。
乗ってるチャリも違うわ。気合いが入っている。
航太郎は、無事に完走してくれればよし。やがて最終コーナーを立ち上がってくる勇姿が!(双眼鏡でないと全然見えないくらい遠い)。
やりました、余裕の笑顔でゴール!ブリヂストン・アンカーの福島晋一選手からメダルをいただきました。パチパチパチ。

さて次はいよいよオヤジの番。
100km,200kmの部は同時スタートで、実に1500人ほどの大集団によるローリングスタート。ペースカーは片山右京選手が運転するらしい。スタート位置は特に決められていないので、完走狙いの私は早々に集団の後ろの方に。
スタート直前になっても、どんどん選手が集まってくるので、じわじわと後ろの方に追いやられてスタートラインから遠のいていく。そのあたりは市民マラソンと同じなのでしょうがないし、もともと一周目は試走のつもり。集団の後方には女性やお年寄り、MTBの人など、やはり完走狙いと思われる選手が多い。遠くでアナウンスが聞こえるが、何を言っているのか旨く聞き取れない。気を落ち着かせるためにストレッチなどして待つ。

「スタート!」の声に合わせサイクルコンピュータの計時を開始する。時計の表示は進んでいくが行列はピクリとも動かない。待つこと3分あまり、ようやく前方の人垣に動きが見えた。
周囲の選手も気合いが入ってきたようで、あちこちで「カチッ」「カチッ」と靴をペダルにはめる音が響く。「いよいよかー!」と緊張感が走るとともに、このスタートラインに立っていることの嬉しさがこみ上げてくる。ただし、私は普通のペダルにジョギングシューズなので「ペタ」と、足を載せるだけ。ちょっとしまらない。
そうしてようやく、ゆるゆると集団が動き始めた。「遅い人は左」というルールだと聞いていたので、左端を進む。スタートラインを超えたのは3分30秒ほど過ぎた頃だった。

一周目、下見のときにはコースは走れないし、当日の早朝に試走タイムがあったがそれには間に合わなかったので、これがコースを走る最初の最初。まずは全体像の把握。どこで下ってどこで登るのか、その程度やいかに?。
ゆっくりのペースのつもりなのだが、妙に心拍が高い。緊張しているのか。回りのペースにつられないように、ケイデンス(ペダルの回転数)の表をちらちら見ながら進む。
そうこうしてると、ものすごいスピードの集団が「ジャーーーーッツ」という轟音とともに、後ろから迫ってきたかと振り返っている間もないうちに、抜きさられる。唖然。なんなんだ、あの人たちは!。早くも周回遅れである。凄い、別世界。

さて、第一コーナーからの下りを越えた後も、下り基調が続き、途中レストラン下のコーナーで若干登るものの、全体には下っていく。最も下がるのはシケイン手前。その先、最終コーナーまでに3段の坂がある。この大会ではシケインをパスしているので、多少はスピードを維持して登りを稼げるが、我がクロスバイクの重さでは長くは続けられない。
とはいえ、普段の通勤ランで最後に待っているウチの前の坂に比べれば斜度も小さくてずっと楽だ。これならなんとかなりそうだ。ただ、異常に心拍数が上がっているのが気になる。やばいなー。「がんばらない、がんばらない」と自分に言い聞かせる。

2周目以降になると集団はすっかりばらけて、一周あたりのペースが掴める。どうやら12分ぐらいで走れそう。この12分ペースならば足は余裕。あいかわらず心拍数がやや高いが。まあ、土手のサイクリングじゃないんだから120とかで走れるわけはないか。
休みなしとして一周12分なら一時間で5周。22周走るので4時間半弱。何回かピットに入るとしても5時間程度でいけそうだ。制限時間は7時間なので、へんにエネルギーを使い果たさない限りは、時間には余裕がありそう。ということは、調子に乗ってオーバーペースにならないことが肝要か。このあたり地味だが我が信条。マイペースを維持できる制御力・精神力こそが大事であり、それが「かっこいい」。

そんなことを考えつつ、周回を重ねていく。かあちゃん、航太郎、まなつがピットから応援してくれているのが、毎周よく見えて、元気が出る。だんだんサーキットのコースにも慣れてきて、低い姿勢をとって少しでも下りのスピードを稼ぐこととかを試す。
前半の問題は、トイレにあった。ウォーターローディングだあ!と、スポーツドリンクをがぶがぶ飲んだのが、たちまち膀胱に溜まってきて、早くも4周目でトイレ・ピットイン。そこで出し切ったはずなのだが、その後わずか2周でまたも膀胱パンパンでピットイン。ふだんから小便が近いのだから、加減しておけば良かったと反省。まあ、制限時間に余裕があるペースだったのでノープロブレム、ご愛嬌。(もし、200km完走を目指すのであれば、この数分のピットインだって大問題になる。)

100km、完走!
中盤にさしかかると、聞いていたとおり「腹が減る」。
ジャムパン、羊羹(ようかん)を補給。おなかに優しい。素晴らしい補給食だ。元気が出る。
ますます快調で、走りながら楽しさがこみ上げてきて笑いが止まらない。ニコニコ(ニヤニヤ?)走っている「変なおじさん」の様相。
100kmの部のトップの選手などは、早くもゴールしたとかの場内アナウンスが聞こえてくる。大丈夫、私はマイペース。

後半には、第一コーナー後の下りで自分のクロスバイクの方が、回りの(普通のペースの)ロードバイクよりも速いことに気がつく。同じ調子でコーナーを抜けた後、ペダルを止めて伏せ姿勢になって下っていくと、前のロードに追いついてしまい、さらに下り後半では追い抜けてしまう!のだ。(重いからか?)それに気づいた後は、この下りは積極的に漕いでいくパートとなった。ロードを追い抜くなんて思ってもいなかったので、妙な快感!!
ただ、このレースあちこちで落車事故があり、けっこう深刻そうな人の脇を走ったり、担架で運ばれているのを見たりした。ケガしたらいかん!と言い聞かせる。うろうろしていると怒鳴られるというのも初めて経験した。うひゃー、だ。

最終ラップ、ピットからは「とうちゃんファイト!」の横断幕が飛び出した。なんだー?? どうやらこっそり作っていたらしい。
最後の周回では、まだまだ余力が残っていたのでガリガリ走ってみた(足がつらないように気を使いつつ)。最後の3段坂を200kmの部の選手を抜かせていただきながらスパート。そして念願のゴール!やったー。
写真を見ても「ほっ」とした顔しているなあ。

毎週マメにとっていたラップだが、ゴールの安堵からか、最終周回だけ忘れてしまったため、後日計算値だが、最終ラップのタイムは10分15秒、トータルタイムは公式記録で04:52:34、着順こそお尻の方だが、イメージ通りの走りができ、大満足の結果であった。

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このページを作った人: shuono@pair.com / 小野 修司